内裏・内神田皮膚科 | 日記 | 治療の目標


2017/07/17
治療の目標


病気を治療するに当たって、まずその疾患が「根治」できるのか、それとも精一杯「制御」しながら付き合っていくのか判断しなければなりません。 疾病ごとに経過の「急性か慢性か」もまちまちですし、原因や病態についても「明確か不明か」においてさまざまな程度の違いがあります。 
治療に当たる側には大まかな治療目標が最初から見えていますが、割ける時間の制約もあって、つい説明を怠りがちにもなります。 
一方で、病的な状態をすべて治療しなければならないわけでもありません。 ホクロは母斑細胞母斑という「病名」をもつ、立派に「疾患」のひとつです。が、どなたでもいくつかは持っているものですし、全身のホクロをすべて「根治」することは個人的にはお勧めしていません。 それどころか病名を持つ何かは、その方の「個性」の一部でさえありえるのです。たとえば顔のホクロは、大なり小なりその人の印象の一部としてひとから認知されているようです。 
先述のように、快適に日々を過ごす、だけではなく、患者様一人一人に目標の設定があろうかと思います。 遠慮せず申し出てみてください。 相談に乗らせていただきます。 
しかし、医者にもできることできないこと、したいことしたくないこと、がある点については、一応のご理解をいただければありがたいです。

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