内裏・内神田皮膚科 | 日記 | 診断をつけるということ
2017/07/17
診断をつけるということ
皮膚病のかたを前にして、「皮膚が火事になってますね」という大まかな判断を下すだけでは先に進めません。 そこでまずはしっかり
診察 をします。 いつどこがなぜどのように(5W1Hのようなもの)といったさまざまな観点から、判断を細分化・精緻化していきます。 その過程で病状を分類して
病名 をつけていくことになります。 より正確に判断するには
検査 なども必要になるでしょう。
これらの過程は一瞬で済んでしまうこともあれば、長い時間がかかることもあります。 その間、病名で画一化できない病気の個性のようなものも一緒にわかってくるのです。 そうしてたどり着くのが
診断 です。 ひょっとすると診断自体は、お会いするたびに変わっていくかもしれません。
注目していただきたいのは、診断は決して単に「体の不調を、病名のついた疾患に置き換える」だけの行為ではない、ということです。 インターネットの時代になったいま、病名のひとり歩きばかりが目立つように感じられ、戒めていきたいものです。
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