内裏・内神田皮膚科 | 日記 | 病名と診断

東京都千代田区:中央線/山手線/京浜東北線/銀座線・神田駅3分・西口商店街:皮膚科専門医・院長女医

Top >  日記 > 病名と診断

内裏・内神田皮膚科 の日記

病名と診断

2017.07.09

皮膚科は 病名 が多い、多すぎる科として知られています。 
たとえば肝臓にできたがんは「肝臓がん」です。胃がんも大腸がんもあります。 しかし皮膚にできたがんを、単に「皮膚がん」とは、なぜか気やすく呼べないのです。 
光線角化症・ボーエン病・基底細胞癌・有棘細胞癌・外毛根鞘癌・汗腺癌・脂腺癌・メルケル細胞癌・乳房外パジェット病・悪性黒色腫・肉腫・リンパ腫、、、とまで 分類 しないと、気がすまないのが皮膚科です。 皮膚は全身にあるからこそ分類が必要だ等々、よくは存じませんが理由はいろいろあるのでしょう。 

そして、病名をつけることに誇りを感じるのが、紛れもなく皮膚科医の一面です。 
さらに、病名こそが 治療 を決める。 これもまた一面の真実です。 
しかし、病名をつけることと 診断 をつけることは別物である、とも感じられます。 

禅問答のようで気が引けますが、治療を導くのは病名のほうではなくて、患者様 ひとりひとり に応じた診断のほうである。 この一点には銘記していきたいと思います。

日記一覧へ戻る

【PR】  リサイクル レディス ネット ブティク ブルーマリン  エクセル外国語カレッジ 用賀スクール  バランス整体 らるご  創作焼き小籠包 創庵 西国立店   茶菓 山川